上呉服町に宿泊施設開業し、旅館業に参入　アドバンス

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週刊経済2025年2月26日発行号

３月初旬、旅館営業許可取得予定

不動産売買、賃貸仲介業などの㈱アドバンス（粕屋郡新宮町中央駅前２丁目、宮﨑祐一社長）は３月中旬、旅館運営業に参入する。

福岡市博多区上呉服町に建設していたリゾート型宿泊施設「博多水庭（すいてい）」が１月末に完成。当初はオーナーとして運営を他社に任せる予定だったが、インバウンドを中心に国内外旅行客の宿泊需要が見込めることから、３月初旬に旅館営業許可を取得し、同月中旬に開業する。場所は福岡市地下鉄「呉服町駅」東側で、建物は２階建て。延べ床面積は約２２０㎡で、客室は４部屋。ビジネスタイプの「メゾネットタイプビジネスルーム」３部屋と「プライベートヴィラ」１部屋設ける。ビジネスルームはメゾネット型で客室の面積は１８㎡。素泊まりで１階が洗面台、シャワー室、トイレ、２階が和室。最大３人まで宿泊可能で、料金は１室１万円９８００円～。プライベートヴィラもメゾネット型で客室の面積は１０２㎡。１階に屋内プールやセルフロウリュのサウナ室、洗面台、シングルベッドとゼミダブルベッド２台ずつ配置した寝室、２階にリビングルームとダブルベッドの寝室を置く。キッチンも設置し、スーパーなどで購入した食材を用いて調理可能。最大８人宿泊でき、料金は１室１６万８３００円～。９千円加算すると「旬魚　和らべ」（博多区店屋町）の水炊きやもつ鍋などコース料理の注文もできる。メインターゲット層はインバウンド客や３世帯家族。クレジットカード決済のみの前払い制で、施設入り口の無人カウンターのタブレットでチェックインする。同社では「畳や竹、木を多く使った内装で落ち着いた空間にこだわった」と話している。