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ヘルスケア領域特化の投資ファンドに出資 ウチヤマホールディングス
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週刊経済2025年1月15日発行号
介護業界の課題解決図る目的で
介護事業、カラオケ、飲食事業の㈱さわやか倶楽部を運営管理する㈱ウチヤマホールディングス(北九州市小倉北区熊本2丁目、山本武博社長)は12月19日、介護事業者などヘルスケア領域への投資に特化したファンドへの出資を決めた。
人材不足や労働環境の課題が深刻化する介護現場の問題解決を図るために投資活動する㈱マウンテンキャピタル(東京都新宿区、谷山潤一社長)の取り組みに賛同するのに加え、連携による高い相乗効果を期待して出資するもので、同日開催の取締役会で決議した。2024年12月19日に同社が設立したヘルスケアファンド「マウンテンキャピタル1号投資事業有限責任組合(マウンテンキャピタル1号ファンド)」は日本国内の介護事業者を中心とした中堅・中小ヘルスケア関連事業者が主な投資対象。大規模化による生産性向上、介護テクノロジーの活用、人材育成と労働環境改善、地域コミュニティとの連携を推進する事業者に戦略的に投資する計画で、ファンド総額は50~100億円を想定。存続期間は10年で、ウチヤマホールディングスのほか、積水化学工業㈱などが有限責任組合員として名を連ねている。ウチヤマホールディングスでは「介護事業領域で培った当社のノウハウやサービスを活用することで、本ファンドの運営や当社事業の新たな展開と成長に貢献することに繋げたい」と話している。