フードテックビジネス実証事業に採択　リックス

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週刊経済2024年12月25日発行号

培養装置の研究開発

機械商社のリックス㈱（福岡市博多区山王１丁目、安井卓社長）が開始する培養装置の研究・開発が１２月５日、農林水産省の「令和５年フードテックビジネス実証事業（２次募集）」に採択されたと発表された。

フードテックビジネス実証事業とは、フードテックなどを活用した技術について補助し、ビジネスのフェーズに乗せるための実証支援や成果の横展開などを行い多様な食の需要への対応や食に関する社会課題の解決、食品産業の国際競争力の強化に資する新たなフードテックビジネスの創出を図るもの。社会課題である食料不足を解決するため、同社が創業から培ってきた流体関連技術や産業界の知見を生かし、代替肉を生み出すことに貢献する培養装置の研究・開発を九州大学大学院農学研究院の中村真子教授と共同で進める。研究・開発については今年１１月に開所した新開発施設「リックス協創センター」で行い、２０２６年度内での培養装置のシステム確立とプロトタイプの完成を目指す。