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ソラリアプラザをリニューアル 西日本鉄道
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週刊経済2025年4月9日発行号
10年ぶりに無印良品など
西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)は今春、同市中央区天神2丁目に運営するファッションビル「ソラリアプラザ」の大規模リニューアルを実施する。
同ビルは1989年開業。10年ぶりとなる大規模リニューアルで、地下1階と地上3〜5階が対象。来年に一帯の再開発による建て替えを予定している福岡パルコのテナントの受け入れや、同社が建設中で4月24日に開業予定の「ワン・フクオカ・ビルディング」への移転などを中心に全体の3分の1にあたる計35店舗が出店・改装移転した。
地下1階には10年ぶりに「無印良品」が復活。店舗面積は1千㎡で、シンプルで洗練された「MUJI Labo(衣料品)」やコスメ・ケア用品を中心に展開する。地上3階は「キレイ目カジュアル」をコンセプトとした九州初出店1店舗など12店舗、地上4・5階は「ヤングカジュアル」をコンセプトとした九州初出店4店舗などを含む22店舗が順次オープンする。
また、3階のポップアップスペースにはAIによるフェイス・パーソナルカラー診断サービス「+PLUS MIRROR(プラスミラー)」を設置。施設共用サービスとしては九州初で、撮影した全身画像から顔タイプ、パーソナルカラーを診断する。5月以降からは骨格診断やソラリアプラザ内のテナントからおすすめブランドを紹介するファッションタイプ診断などを導入する予定。
2階と4階の女性トイレには併設のパウダールームで10分385円で利用できるヘアアイロンの貸し出しを開始。無制限で利用できる月額プラン1650円などの提供も開始し、ほかの商業施設にも設置を促す。
藤田幸志ソラリアプラザ副館長は「天神ビッグバンが進み多くの複合ビルが建設される中、ファッションビル単館これだけの規模を持つのは当館の強み。コト消費・トキ消費に変化するトレンドに合わせて、普段の購買体験に新しい付加価値をつけたい」とコメントした。