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クリエイター応援プロジェクトを開始 ANCHOR


週刊経済2025年1月15日発行号

揚げサンドを通して世界に発信

揚げサンド専門店や美容室を運営する㈱ANCHOR(嘉麻市飯田、中嶋公治会長)は12月、「クリエイター応援プロジェクト」を開始した。

運営する「Age.3 GINZA(アゲサン 銀座)」だけでも1カ月に2万個を売り上げ、メディアやSNSでも取り上げられている揚げサンドの活用を目指すもの。日本のイラストクリエイターの作品を世界に知ってもらい応援することを目的に、自身のアートを発信する意欲があり、シンプルかつ印象的なデザインで同店の魅力を伝えることができる人をプロ・アマチュア問わず募集。応募者の中から選ばれた人のイラストを、国内外で展開する店舗で販売する揚げサンドの袋に印刷する。スタッフTシャツや缶バッチなどにも採用する可能性がある。採用デザインの揚げサンド袋は10万枚印刷する予定で、3~4カ月で消費する見込み。フランチャイズ展開している海外店舗での採用は、先方の意向があれば検討する。

中嶋会長は「自分の作品を世界に発信する機会はなかなか無い。海外からの来店者が多い同店の強みを生かす取り組みで、クリエイターを広めると同時にお店の価値も上がることを期待する。さらに、今回は採用者との金銭的なやり取りは予定しておらず、商品のパッケージに作品を載せることで来店者が自然と情報発信してくれるという点で、ビジネスモデルのひとつとしても見てもらえれば」とコメントした。来年にはクリエイター発信を中心とした店舗展開も計画している。

同社が運営する揚げサンド専門店は、「Age.3 GINZA(東京都中央区銀座1丁目)」、「Age.3 HAKATA(福岡市中央区西中洲)」、「FRUITS SAND THREE/Age.3 KAMA(嘉麻市)」、「Age.3 HONG KONG(香港)」。