INTERVIEW

平昌冬季五輪開催迫る 韓国・江原道をめぐる旅(3)


8月24日から3日間、韓国観光公社主催の「平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック開催地・江原道(カンウォンド)視察ツアー」に参加した。

2018年2月に開幕する平昌冬季オリンピック競技大会に向け機運が高まる韓国。
その開催地となる平昌郡、江陵(カンヌン)市、旌善(チョンソン)郡の3地域が属している江原道を訪れ、オリンピック会場をはじめ自然豊かな観光地を巡った。

紀行文(1)紀行文(2)の記事はこちら

ふくおか経済10月号」(10月1日発行)でも詳細を紹介

歴史的文化財が豊富な江原道(カンウォンド)。

後半は、平昌(ピョンチャン)郡と束草(ソクチョ)市の観光スポットをいくつか巡った。

まず訪れたのは、平昌(ピョンチャン)郡の月精寺(ウォルジョンサ)。

寺まで続く約1㎞の道には、モミの木が豊富に茂っており美しい散策路となっていた。

自然が豊富で、紅葉の名所としても知られる五台山の中にある同寺は、648年に建てられおり、韓国仏教界の最大勢力である曹渓宗の第4教区本寺。

境内にある文化材「八角九重石塔」は、周囲を反時計回りに3回、願い事を唱えながら回ると願いが叶うといわれており、多くの人がそれぞれの思いで祈りを捧げていた。

紅葉の名所としても知られる月精寺

モミの木が茂る散策路

八角九重石塔。この日は、あいにく補強・調査のためネットがかかっていた

昼食は、韓国伝統料理づくり手体験できる「韓国伝統飲食文化体験館」へ。

同施設は、伝統料理の保存と伝承、広報を目的に、韓国料理研究家のチョ・チョンガン氏により1999年に設立。

敷地内には伝統的なかめ置き場や石でできた氷室、食堂、調理体験室などを設けている。

この日は、さまざまな食材を混ぜながら巨大な器でビビンバが作られていく様子を見学。

コチュジャンや手作りの調味料などの旨みが際立っており、本場の料理の味を堪能できた。

巨大ビビンバを作ってくれた女性

また、驚いたのがテーブルに出てきたチジミ。日本で知られるお好み焼きのような触感のものではなく、非常に薄い。ジャガイモとそば粉それぞれを使ったもので、優しい味わいが特徴的だった。

ジャガイモ(手前)とそば粉のチジミ

伝統的なかめ置き場

韓国伝統飲食文化体験館

今回のツアー最期に訪れた観光地は、束草市の雪岳(ソラク)山国立公園。

雪岳山国立公園

雪岳山は、韓国で富士山的な存在の名峰。韓国3番目の高さとなる1708mと誇る。

多数の登山コースと多くの文化遺産を有するほか、世界的な希少生物の生息地として1982年に、ユネスコによって韓国初の生物圏保護地区に指定されている。

ケーブルカーを利用すると、展望台や見晴らしの良い眺望スポット「権金城(クォングムソン)」に登ることができ、定番コースとして人気。

1989年に完成した「大統一大仏像」

公園内のロッテリア。飲食店も充実していた

今回の視察ツアーに参加し、オリンピック開催地・江原道が、豊かな郷土と豊富な観光コンテンツの魅力が溢れる場所だと知った。

ぜひまた訪れたいと思う(取材/森 友美)

 

美しい景色が見える権金城。周りは崖になっておりスリル満点